2023年夏に京都・東寺で開催され約1万人が来場した
「バッジュ・シャーム・キョウト」の
ポスト・サテライト展示が今秋、
北鎌倉の名刹・東慶寺にて開催。
インドのゴンド族出身で、国民栄誉賞を受賞したアーティスト、バッジュ・シャーム。
彼の日本初の個展として大盛況のうちに幕を閉じた「バッジュ・シャーム・キョウト」が 、会場を鎌倉に移して開催。「鎌倉遷展」と題した本展では、京都会場で未出品の作品を中心に貴重な原画を約20点展示。驚くほど緻密なパターンや大胆なコンポジション、ユニークなモティーフと鮮やかなカラーのコンビネーションを原画でお楽しみいただけます。原画の一部は販売も行うほか、オリジナルグッズを販売するミュージアムショップもオープンします。
Photo:Helvetica
Bhajju Shyam
バッジュ・シャーム / アーティスト・画家
インド中部の森にあるゴンド族の村 パタンガル生まれ。ゴンド族に伝わる表現や物語を受け継ぎながら自身の視点で昇華し、現代的な感覚やシンプルなストーリーテリングを交えて表現することで、師匠であり叔父であるジャンガル・シン・シャームが確立した現代ゴンド・アートの表現を拡張し続けている。
代表作に、南インドの出版社タラブックスと制作し世界8ヶ国語に翻訳されている『夜の木』をはじめ、『世界のはじまり』『ロンドン・ジャングルブック』など。
1998年パリ装飾美術館でのグループ展参加を皮切りに、世界各国の美術館やギャラリーで個展やグループ展が開催されており、2018年には日本の国民栄誉賞に相当するパドマ・シュリ賞をゴンド・アーティストとして初めて受賞した。
2023年8月に日本初となる個展「Bhajju Shyam KYOTO」が世界遺産・東寺(京都)にて開催され、19日間の開催で延べ約1万人が来場したほか、本人も初来日を果たし、アーティスト・イン・レジデンスにて京都での体験に基づく作品を制作した。
Bhajju Shyam KYOTO 鎌倉遷展(カマクラセンテン)